塗料のグレードについて

横浜市で屋根、外壁の塗装工事を行っております。

先日お客様からこんなご相談をいただきました。

「塗料は高い方が良いんでしょ?」

それはもちろんそうなのですが、一般住宅の塗装でそれを鵜呑みにできるかというと個人的には賛成できません。

塗料のような工業製品はやはり価格と品質は比例することは間違いありません。

では仮に屋根と外壁を高価な材料を選んだとしましょう。

では雨樋や雨戸、その他付帯物はどうでしょうか?

金額に糸目を付けずにすべての箇所に高額な材料を選んでいただければある程度解消されますが、これはとてもコストがかかります。

ほとんどの方は外壁と屋根だけでいいやとなってしまいますので、外壁や屋根とその他の付帯物との次の塗装のサイクルがずれてきてしまいます。

サイディングの外壁の場合、目地やサッシ廻りのコーキングも高対候の材料がありますが、南や西面の日当たりの良い場所は北面と比べるとどうしても劣化が早くなります。

そうなった時にせっかく高い塗料を選んでも外壁は大丈夫ですが仮設費用がかかる部分的な補修が必要という可能性も出てきます。

なにより塗膜が大丈夫でも汚れることは汚れます。

業者によって意見は分かれるところですが個人的には高額な塗料は高層建築や橋梁といった仮設費用の割合がとても大きくなる工事で塗装のスパンをできるだけ長くしたい場合や、沿岸部の塩害を防ぎたい場合は有効ですが、一般住宅において通常の3倍以上(色彩によってはそれ以上)もする高額な材料が必要かどうか?です。

家を大切にしたいから高い材料を使いたいということであればご提案はいたしますが、その都度お客様には上記のような説明をしています。

大切な財産である家をできるだけ長く快適にお使いできるようにご予算やご要望により柔軟に対応いたしております。

外壁や屋根の塗装はお気軽に弊社にご相談ください。