シーリング材の歴史と役割について

横浜市港南区で外壁屋根の塗装工事専門店(有)小池塗装工業です。

建築に携わる関係者の中で、少し年配の設計士や建築工事関係者は
シーリングのことをコーキングという語を使う人が少なくありません。
コーキングとシーリング、どういった違いがあるのかどうか?について見ていくことにしましょう。



コーキングというのは、「隙間を埋める」という意味があります。
昔から、木造船の船板の隙間や、たるの側板の隙間から水が漏れないように
獣毛、植物繊維などを詰め込むことがおこなわれ、これをコーキングと呼んだそうです。
その後、船板のコーキング材料は、アスファルトやタールに代わっていきます。

いっぽうで、シーリングは「密封する」という意味の語で
コーキングが作業を指すのに対して、シーリングは目的を指しています。
ですので、同じ工事に2つの呼び方があるのは不思議ではないわけです。



現在、一般的になっている、大きなゴム状弾性変性能力を持つ
シーリング材の最初のものはポリサルファイド系のものでした、
アメリカでは、1950年代に盛んに建設された高層ビルのカーテンウォールの目地に使用され
日本には1958年(昭和33年)に輸入され、1963年(昭和38年)に国産化されています。

私たちが当然のように利用している防水材料による雨対策は
19世紀半ば以降に培われ、受け継がれてきたものだとわかります。
防水の技術が普及した現在の家づくりにおいても、その価値を見失わないようにしなければなりません。

 


横浜市港南区の外壁塗装、屋根塗装は(有)小池塗装工業にお任せください!

お客様とのコミュニケーションを大切にしておりますので、塗装に関するご相談であればお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから