シーリング工事の「ワーキングジョイント」と「ノンワーキングジョイント」

シーリング工事とは、水密性や気密性の確保を目的として
サッシやガラス廻り、カーテンウォール、外装材などの接合部に施される工事を言います。

シーリング材には不定形シーリング材と、定形シーリング材があり
一般的にはペースト状の充てん剤による不定形シーリング材のことを指しています。

施行直前に主成分となる基材と、硬化剤を調合して練り混ぜて使う「2成分形シーリング材」と
あらかじめ混合され、空気中の湿気や酸素などで硬化する「1成分形シーリング材」に分かれています。
両者では、接着性、硬化特性などに差があります。


また、シーリング工事では、図のように2面接着(1面はフリー)のときと
3面接着のときとで施工方法が異なります。




ワーキングジョイント(熱や地震などで動く目地)は2面接着として
シーリング材が動けるようにしておきます。
その際には、バックアップ材やボンドブレーカーによって3面接着として
しまわないように注意が必要となります。

ノンワーキングジョイント(動きが非常に小さい目地)では
目地幅と充填深さが許容範囲を満たし、かつ3面接着でシーリング材の接着性が
じゅうぶんに確保できるようにします。
接着性の確保には、プライマー選びがポイントです。


横浜市の「有限会社 小池塗装工業」では、屋根・外壁の塗装をはじめ
防水やシーリング工事などの工事を取り扱っております。

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外壁吹付け塗装材~好みのテクスチャで外観演出を~

吹付仕上げ塗装は、塗装材でありながら塗り厚があるのが特徴です。
さまざまなテクスチャの表現が可能で、昭和30年代ごろより外装材として普及しました。

耐久性、耐候性、防汚性などに優れ、現在でも新築や外壁改修で幅広く採用されています。
外壁塗装材の表面仕上げは、さまざまな模様を施すことができます。

薄付けの仕上げ塗りでは、吹き付けた状態で左官仕上げのリシン掻き落としのような
意匠表現ができるため「吹付リシン」とも呼ばれています。
コストパフォーマンスにも優れています。

いっぽう、厚付け塗り材は、吹き放し模様のほか、鏝(こて)やパターンローラーで加工した
立体的な模様も作ることができます。通称「スタッコ」といわれています。

複層仕上塗り材は、吹き放しゆず肌、クレーター状、ローラー加工などのほか鏝塗りもできます。


薄付け仕上げ塗り材 吹き放し模様(リシン)

 

薄付け仕上げ塗り材 ゆず肌模様

 

厚付け仕上げ塗り材 パターンローラー仕上げ


厚付け仕上げ塗り材 吹き放し模様(スタッコ)

 

横浜市港南区を中心に、地域密着で外壁・屋根・内装塗装から
戸建てやマンション塗装、防水工事まで行っている「有限会社小池塗装工業」です。

外壁塗装でお困り場合は、お気軽にお問い合わせください。
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塗装仕上げに重要な素地調整

素地調整は、塗料を密着させてきれいに仕上げるために行う工程で
大きく二つの方法があります。

素地面から汚れ・付着物などを除去し、平滑化するものを「ケレン処理」といいます。
また、欠損か所を補填して平滑化するものを「パテ処理」と呼んでいます。

国土交通省の「公共工事標準仕様書」のなかの「塗装工事素地ごしらえ」から
被塗物の種類別に、くわしい要点を見ていきましょう!

木質系素地と目止め

溶剤などで汚れや付着物を除き、ヤニ処理を行います。
ラワン、シオジなど導管の発達した樹種では、導管を埋めて塗料の吸い込みや
下塗り・中塗りでの発泡を防止するために、目止め剤を塗布していきます。

そのあと、鉋目(かんなめ)、逆目、ケバなどの研磨処理を経て
節止め、パテ処理の工程で全体を平滑にしていきます。


金属系素地と錆止め

鉄鋼鉄面では、スクレーパー、ワイヤーブラシなどで塗装目の汚れや付着物を除いて
溶剤で油脂分を取り除いていきます。錆落としは酸による化学的な処理のほかに
「ブラスト法」「サンダー掛け」といった物理的な方法もあります。
もっとも高品位な仕様では、そのあとさらに化成皮膜処理を施します。



セメント系素地とシーラー塗布

セメント系素地というのは水分を含んでいます。つまり、アルカリ性で吸水性がある性質で
必要に応じてけれん処理をしたあとに、吸い込み止めのシーラーを前面に塗布していきます。
そのあとは、素地の目違いや凸凹を削り取り、パテ処理を施します。

塗装の美しい仕上がりに欠かせない「素地調整」は
このように、被塗物によって工程が異なります。

 

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次世代につなぐ塗料~環境配慮型塗料の特徴~

21世紀は「環境の世紀」といわれます。
国連で採択されたSDGsは
サスティナブル(持続可能)な社会のありかたを
具体的な17の目標と169ターゲットを掲げて
実現するための代表的なキーワードとなっています。


最近、虹色の輪っかになったロゴマークを
見かけませんか?それが「SDGs」のマークです。

 

塗料、塗装の業界でも、こうした取り組みを踏まえて
次の3つのような対応が進んでいます。


①低VOC化 (VOC=揮発性有機化合物)
 大気環境汚染および室内環境汚染に対して、塗料の代表的VOCといえる
 「トルエン」「キシレン」などを排除した塗料の開発。


②鉛・クロムフリー化
 塗料中に配合されている重金属(鉛・クロムなど)を含まない塗料の開発。



③水性化
 水性塗料のさらなる高性能化を推進。



建築資材は以前から環境に対応する取り組みがありました。
新築住宅や、リフォーム後に起こる頭痛、めまい、吐き気などの
化学物質過敏症を解決するための取り組みです。

ホルムアルデヒドの発生源・原因・規制・制度など
いままでに確立された土台から
さらによりよい塗料、塗装の向上を目指して
絶対に終わってはいけない課題だと考えています。


外壁、屋根、住まいの内外装全般の塗装工事は
「有限会社 小池塗装工業」にお任せください。

ご予算や工事内容に関するお問い合わせは

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塗膜はどのくらい長持ちするのか?~塗り替えのサイクル~

塗装したては鮮やかな色彩と、塗膜の新しさに
空間の雰囲気も変化して気持ちの良いものです。
これがずっと続けばよいのですが
そうとはいかないのが、残念なところです。


塗った塗膜がどのくらい長持ちするのかは
使用条件が大きくかかわってくるのですが
下の画像にまとめてありますので、ご参照ください。

 




たとえば、長い期間にわたって紫外線に当たった塗膜は
表面が粉状になってもろくなります。
これをチョーキングといいます。
建物の南側にある塗膜は、4~5年程度が経過すると
劣化の症状が見え始めることもあります。


また、テーブルや床のようにこすられる面の塗膜というのは
摩耗して薄くなっていきます。
これらの場合には、たいてい下層まで劣化しておらず
状態を見つけた時点で、表面だけを軽くペーパー掛けし
塗り替えすればおさまるケースが多くあります。
大掛かりな工事とならず、また新しい塗膜を得ることができるわけです。



しかし、素材面にまで浸食されると、なかなかそうはいきません。
たとえば、塗膜のピンホール(塗膜の中にあるぷつぷつとした小さい泡状の穴)から
木部へ雨水が入る場合は、木部は収縮と膨張が繰り返され
塗膜はヒビが入ってしまいます。

また、金属内部に起きたサビは
塗膜と金属面の境界を広げてゆきますので
腐食部が広がるケースもあります。


こうした場合には、塗膜だけでなく素地も研いで塗装することになってしまいます。
塗膜や素地の寿命を延ばし、耐久性を得るには
適切な時点での塗装リフォームが一番効果的です。


横浜市周辺での住宅の内外装における塗装工事は
「有限会社 小池塗装工業」へご相談ください。
50年以上にわたる施工実績。
今までたくさんのご信頼をいただいてきた会社です。


職人の直営する塗装会社ですので
安心してご相談ください。


お問い合わせはこちらからお気軽に!




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